秋保に仙台初のワイナリーがオープン!その魅力に迫る

近年のワインブームと酒処・東北

ワインブームの時代に突入

以前、誰でもできる、地元の情報を得る方法〜仙台編〜の記事で取り上げた雑誌・仙台経済界の2015年9-10月号に、宮城県の成人一人当たりのワイン消費量は、全国7位で年々増加傾向、そしてワイン市場は過去最高のワインブームに突入しているという記事がありました。

東北は元々酒処として知られており、その数も東北6県では全部で250以上の酒蔵があります。
また、地ビールを製造しているブルワリーにおいても、酒蔵から比べれば少ないものの、その数は20以上が存在します。

他にも東北では様々な酒類が醸造されていますが、地ワインを醸造しているワイナリーは、現在、東北には30近く存在しています。

このワイナリーでは各県において特徴のある地ワインが作られており、近隣の山形にある高畠ワイナリーは私も行ったことがあるのですが、只一つ、宮城県にだけはワイナリーは存在していせん。

かつて宮城県にもワイナリーが存在していた時期があり、それは、宮城県沿岸部において醸造がされていましたが、東日本大震災の大津波によってその全てが流されるなど壊滅的な被害を受けたことによって、ワインが作られることは無くなってしまいました。

しかし、その後、宮城県でも地ワインを作る動きが起こり、その一番として準備が進められたのが、仙台初のワイナリーとなる、秋保のワイナリーです。

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秋保ワイナリー建設の理由

秋保ワイナリーは、現在、(株)仙台秋保醸造所が核となって準備が進められており、2015年4月より、秋保の地にワイナリーの建設が進められています。(公式サイト)

秋保地区は仙台中心部より近く、東北各地からのアクセスにも利便性のある場所に位置し、ぶどう栽培に適した気候や風土を持ち、なによりも自然豊かな景観を有する秋保温泉でも有名な場所として知られています。

製品は地域性を全面的に打ち出した特徴を持つワインを目指しており、それは、全国的にも有名となっている近県にて醸造されているワインを参考にした内容となっています。

なお、最初は山梨県から仕入れたぶどうのワインと、亘理町のりんごのワインなどを作る予定とのことですが、来年度以降は秋保にて栽培のぶどうを使ったワインを作る予定になります。

この地産のワインは、秋保の冷涼な気候を活かし、有機栽培で土作りにも取り組んでいるということです。

秋保にワイナリーが作られる理由

秋保ワイナリーでは建設の理由として、いくつかの項目を掲げており、それらの内容は仙台や宮城県だけでなく、東北大震災の復興に大きく関わるものとなっています。

まず、1つ目としては宮城県における日本ワイン文化普及と担い手の育成があります。

ここでは、他にも設立を目指す他事業者の研修の受入や学生の研修受入、またインターンシップの受入があり、様々な研修会や試飲会、ワインフェスティバルの開催が計画されています。

次に、ワイン産地の形成と地域の振興があります。

秋保は仙台市中心部より近いこともあり、観光振興や交流人口の拡大、また、外国人観光客の誘致や、秋保温泉のホテルや旅館、飲食店といった施設との宿泊プランやイベントの実施が掲げられています。

そして他にも被災沿岸部とのツーリズムによる交流の拡大や、ひいてはワイナリーと温泉文化の世界発信も計画されています。

秋保ワイナリーの施設と今後の予定

秋保ワイナリーは2015年12月オープン

秋保ワイナリーは、床面積400㎡、現時点での自社農園3.0ha、そして醸造所の他にも熟成庫や検査室、来客用としての売店、試飲コーナー、カフェ等を完備した施設になっています。
カフェなどの併設は同じ秋保にあるアグリエの森と似ていますね。(→仙台の郊外にある秋保ヴィレッジ・アグリエの森、その特徴とは?)

現在建設中のワイナリーは2015年10月に試験醸造をし12月にオープンというスケジュールとなっています。
そして、2016年2月でのワイン販売開始、9月にはついに自社栽培のぶどうによるワイン生産開始が行われる予定です。

秋保には秋保温泉をはじめ、前述のアグリエの森や秋保大滝など自然の名所や自然にマッチする見所が多く、今後も注目のエリアとなっているので、今後が楽しみです。

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