傑作食玩・バイオパズラー。ヒットした理由を探ってみた

押入れから発掘したバイオパズラー

2014年末に仙台の実家に帰ったとき、部屋を掃除していたら、押し入れの中からバイオパズラーというフィギュア(?)の腕パーツ1個と、カードが数枚出てきました。(あいにく写真は撮り忘れましたが)

 

そういや当時ハマって全部買ったっけなーと思って探してみたのですが、出てきたのはこの腕パーツ1個だけで、どうやら残りのものは遠い昔に捨ててしまっていたようです。

 

で、ちょうどつい先ほど思い出して調べてみたところ、オークションなどでけっこう高値が付いていることに気づき、少し捨てたことを後悔しています(笑)

 

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ところで、この「バイオパズラー」シリーズは1990年代半ばに発売されたカバヤ食品の食玩で、当時の子どもたちを中心にヒットした商品でした。

今回はそのヒットした背景などを探ってみたいと思います。

 

バイオパズラーとは何か

 

まず、バイオパズラーについて簡単に説明すると、「魔獣」と呼ばれる現在のいわゆるモンスターキャラクターのようなものを、「結合合体」という特定の形で組み合わせ、設定ストーリー上の設計図のあるものは「バイオ○○○○」という名称の魔獣結合体として必殺技やステータスが設定されているという、現在のポケモンやカードゲームのような要素を内包した(ガムの)食玩でした。

 

この魔獣は個別に強さが設定されていて、その食玩キャラを共通ジョイント方式で自由に組み合わせることでより強力なモンスターキャラクターになるというものです。

 

1個の食玩には「バイオドラゴン」「バイオセイレーン」などの特定の魔獣結合体を構成する「魔獣」のセットと、1枚の「魔獣」カードが付属していました。なお、カードの裏面は背景ストーリーが描かれています。

 

本シリーズは複数のセット(第一弾~NEO)が出ており、各セットには基本4種類の「結合魔獣」があります。

どの結合魔獣が入っているかは箱の外側から分かるためダブって購入するということは無いですが、カードが全10種類のうちランダムで入っているため、カードのコンプリートや背景ストーリーを把握するにはかなり難しいものとなっていました。

(そういえば第一弾の「バイオドラゴン」なんかは人気でこれだけ買えなかった記憶があります)

 

バイオパズラーがヒットした要因

次にヒットした要因ですが、これはかなり明白と思います。

 

まず、前述のストーリーは、いわゆる活劇ファンタジーRPGがベース。魔獣を集め合体させることで自分だけの強力な魔獣(勿論、各シリーズを混ぜたオリジナルの魔獣も可)を作り出すことが出来る=成長させ対戦させるといういわゆる男の子向きのおもちゃの要件をかなり満たしています。

 

これに加えて現在とは状況を異にする時代背景として、携帯ゲームの普及率が高くなかったこと、及びその性能が充分無かったこと、遊びに関する情報媒体が子どもにとっては漫画やTVしかなかったことが挙げられます。

 

バイオパズラーに関してもTVコマーシャルやコロコロコミックなどに情報が掲載されたりと、新情報が掲載されることでその鮮度が保たれたことに加え、現在よりブームの一過性が遅かったということも大きかったと思われます。

 

その結果おこづかいや毎日の買い物のおやつのおまけとしてリアルタイムに情報に追従して収集することが出来たのではないでしょうか。

 

またパッケージのイラストデザインを見れば当時放送されていたTVアニメの勇者シリーズ(勇者特急マイトガインや勇者警察ジェイデッカーなど)をはじめとする90年代初頭の少年アニメ・漫画の流れを汲み、戦隊ヒーローものと共にそれぞれが何処となく似通っている点が馴染みやすさに貢献していたと考えられます。

 

勿論魔獣そのもののデザイン、ネーミングも秀逸で、ドブネズラー、ハブラ、イグアナドン、ギュードン等々特徴を捉えやすく、また怪獣的であったりユーモアと恐竜や絶滅大型獣と思われる組み合わせが一種の知的好奇心を擽っています。

 

これらの要素にバイオパズラーという分りやすいパズル構造を商品名に押し出すことで単体で完結しない遊びとして当時の子どもたちの遊び心を満たすことが出来たのではないでしょうか。

単なるブロックと違い、レゴなどと同じでひとつのパーツが発想のヒントとなっているということが、ブロック単体では為し得ないイメージポイントと言えそうです。

 

以上です。

なんだか懐かしいワードをいっぱい書いた気がしました。

また再販しませんかね、これ..

 

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