仙石線の復旧で、石巻の観光スポットへのアクセスはどう変わる?

5月30日にJR仙石線が復旧、仙石東北ラインが開通

今回紹介するのは、JR仙石線の復旧および仙石東北ラインの開通が5月30日に迫った、石巻市の観光スポットの話題です。

元々、仙台からのアクセスを考えても、その遠さから車でのアクセスがメインとなっていた石巻でしたが、仙石東北ラインにより仙台駅からのアクセスが1時間を切ることで、変わる部分はあるのでしょうか。

また、4月にオープンする商業施設(観光スポット)である、橋通りCOMMON(コモン)のニュースについても触れていきます。

 

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まず、今まで石巻には無かった商業施設である橋通りCOMMON(コモン)のニュースについて、以下に抜粋します。

 

東日本大震災に伴う旧北上川の堤防工事で閉鎖された仮設商店街「石巻まちなか復興マルシェ」に代わる商業施設を市中心部に開設する。事業資金の一部は「種類株式」で調達する計画。街中のにぎわい創出と地域を担う若者育成という趣旨で出資を募る。

 新しい商業施設は「橋通りCOMMON(コモン)」。マルシェが営業していた場所の近くで、民有地約800平方メートルにコンテナやトレーラーハウス、飲食スペースの大型テントを設置する。

 総事業費は約1200万円で、自己資金などに加え、400万円分の種類株式を発行する。1株5万円で6月から出資者(2株以上)を募集する予定。最初はまちづくり会社の株主に協力を求め、不足分を第三者割り当てで一般に呼び掛ける。

引用元:復興から共有へ 石巻に今春商業施設オープン(河北新報 Online News)

 

この石巻COMMONは期間限定の商業施設のようですが、今までこのような商業施設が無かった石巻には大きなニュースだと思います。

JR石巻駅からも10分程度の場所にあるため、冒頭で挙げた仙石線の復旧および仙石東北ライン開通などによるアクセスの改善効果が現れやすいということもメリットに挙げられます。

※勿論、アクセスの良さだけでは仙台市内などからの観光客向けの観光スポットとは言い難いので、他にプラスできる魅力があることが必要とはなりますが。

 

石巻の観光スポットの旗印たる、石ノ森萬画館

さて、JRなどでアクセスがしやすい石巻の中心部から程近い観光スポットとしては、石ノ森萬画館および日和山があり、これらは石巻のアクセスの改善により、これまで車中心のアクセスが少し変わって行くのではと思います。

 

旧北上川の中瀬にある石ノ森萬画館は、私は震災前に1度だけ行った機会があるのみですが、東日本大震災の津波襲来時は、1階はがれきや泥に埋まったものの、幸いにして収蔵品は2階以上にあったため、貴重な品々の流出は逃れることができました。

震災のあと、2013年の3月にリニューアルオープンし、現在は常設展示や企画展も震災前と同じように行われています。

 

2010年11月に来館者数が200万人を突破、2015年3月には来館者数は250万人を超えており、石巻の観光スポットのなかでは間違いなく1番人気な存在でしょう。
(震災で1年半以上休館していたので、実質3年間で50万人程が訪れた計算になります)

なお、現在の臨時駐車場は震災前と同様に芝生が植えられるため、駐車場が縮小することがアナウンスされています。

 

 

また、観光スポットととは言いづらいですが、石巻を訪れるならぜひ行ってほしい場所として、日和山があります。

ここは、石ノ森萬画館よりもさらに海に近く、震災当時多くの市民がここに逃げ込んで助かった場所でもあります。

復興が進むと、震災の跡を見出すことが大変難しくなりますが、ここから見渡す限りのエリアが津波にのみこまれていったこと、津波から逃げるにはできる限り早く高所に避難すること、といったことを実際に日和山から周囲を見て考えることができると思います。

 

なお、この石巻の日和山は、多賀城の末の松山や、仙台の日和山の近くにある蒲生干潟などと共に東北お遍路プロジェクトの巡礼地に指定されています。(参考: 被災地巡礼まず53ヵ所 お遍路プロジェクト(河北新報 Online News))

 

市街地域を離れた観光スポットへは車のアクセスが基本?

石巻へのアクセス向上

 

他の石巻の観光スポットとしては伊達政宗がヨーロッパに使節を送ったときの船(サン・ファン・バウティスタ号)を復元した宮城県慶長使節船ミュージアム(通称サン・ファン館)、船で渡ることのできる、霊場にして鹿が住まう金華山が挙げられます。

 

私もこれらの観光スポットには訪れたことがありますが、ハコとしては魅力的ではありますが、やはりネックとして石巻駅を含めた市街地からの遠さ。

車以外だとJR石巻駅前からはバスで行くことになるため、バスの時刻などは事前に確認することが必要で、レンタカーを含めた車で行くにもこの周囲の道路事情は決して良くは無いため、その点も考慮が必要です。

さすがに、金華山などは中心部に近い石巻港などから船を出すには遠すぎますし、これらはやはり車でのアクセスが基本となることは今後も変わりないと思います。

 

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