ゆげ塾の構造がわかる世界史:レビュー

レビュー: ゆげ塾の構造がわかる世界史

Pocast番組:トリカゴ放送でも以前から告知されていた、弓削塾のゆげ先生の本、「ゆげ塾の構造がわかる世界史」を読みましたので、今回はレビューを書きたいと思います。

 

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第一印象としては、非常に分かりやすく教科書としても使えるものでは、というものでした。

 

まえがきにもある通り、構造(社会科学)を丁寧に解説しており、各章タイトルの「なぜ?」が読み終えると自然と理解できます。(まさに、タイトルにあるとおり、世界史の構造が分かります)

 

具体例をあまり書くとネタバレになってしまうので少しだけ書きますが、フランスが原発大国になったのは、元々賃金が高く工業化に踏み出せなかったせいでイギリスのようになれず、それが元で戦争に..という感じ。
このように、国の構造から歴史的事象が何故起きたかが分かります。

 

個人的にはアメリカの銃を持つ起源についての章と、フランスが原発大国になる章、そして独仏戦争の歴史の章が印象的でした。
なお、クレオパトラや古代ローマの時代の話は個人的に元々理解していた箇所だったので、クレオパトラを中心とした章は再理解に役立ちました。

 

また、絵はゆげ塾の卒塾生の方が描いたとのことですが、キャラクターが可愛らしいので、内容が頭にスッと入ってくる一因になっています。
萌えキャラクターとコミカルキャラを上手く使い分けているという印象で、リアルな人物 (新渡戸稲造、東条英機など) もなかなか似ているのが特徴。

特にドイツちゃんとフランスちゃんが可愛いです(笑)

 

テーマは欧州に偏っている

気になる部分としては、テーマとして扱う歴史の事象が少し偏っている点がありました。

年代順では無いのもありますが、内容としてはフランス革命以降の近代~現代が半数を占め、中心が欧州 (特にフランス、イギリス、ドイツ) のため、中国やロシア、そして世界から見た日本の話題が少ないなという印象を受けました。

 

しかし、それは地域を絞って濃密にという狙いがあったと思いますし、網羅的にしたら分量が非常に多くなってしまうので、しょうがないところかなとも思います。

 

是非、次回 (ゆげ塾の構造がわかる世界史2 ?) は中国やロシア(ソ連)を話題にして欲しいです。

特にロシアは、今ちょうどクリミア併合などでニュースになっているので、ソ連の成り立ちから解体までをマンガにして頂ければと。
(本書の作成には2年掛かったらしいので、気長に待ちたいと思います。)

 

トリカゴ放送での紹介

最後になりますが、私はこの本、およびゆげ塾をトリカゴ放送で知りました。トリカゴ放送Podcast 第414回で紹介がされており、本書の原作者の弓削先生も出演しています。

弓削先生はトリカゴ放送に何回か出演しており、「ゆげ塾の構造がわかる世界史」の紹介以外にも、世界史の構造を分かりやすく説明していて放送の中でも評判が良いとのこと。

 

私は過去放送を去年の暮れ辺りから聞き始めたので、今回を含めて2回しか弓削先生の出演回を聞いていません。
これを機会にもっと聞いてみようかと思います。

 

ゆげ塾の構造がわかる世界史

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