東北六魂祭・ミラノへ行く。祭りは今後も毎年開催される?

東北六魂祭、ミラノへ行く

今回は少し前のニュースになりますが、東北六魂祭の新たな動きとして、イタリア・ミラノで開かれる国際博覧会(万博)への参加という話題を取り上げ、またそこから今後の六魂祭の動きや毎年の開催について考えていきたいと思います。

 

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まずは、この話題について河北新報のニュースを以下に抜粋します。

 

奥山恵美子仙台市長は4日、イタリア・ミラノでことし開かれる国際博覧会(万博)に、東北の県庁所在地の祭りが集結し、東日本大震災の犠牲者らを悼む「東北六魂祭」が参加する方向で調整を進めていることを明らかにした。
 仙台市内であった自民党外交部会長の秋葉賢也衆院議員(宮城2区)の会合で示した。奥山市長は「万博期間中のジャパンデーに、東北六魂祭が行くことにほぼ決まりつつある」と説明。「秋田市で5月末に開かれる六魂祭の後、7月のミラノという新たな目標ができた」と話した。

引用元:<六魂祭>ミラノ万博へ 仙台市長表明(河北新報 Online News)

 

元々、六魂祭は祭りや名産品の露出には積極的で、2014年はアメリカで東北6県共同の物産展を開催。東北を知って貰う場として、それに続いてのミラノ万博への参加となります。(万博は、各国のイベントや催し物が参加するという場があります)

なお、このような動き以外にも、2015年の秋田・東北六魂祭ではブルーインパルスの秋田初飛行が行われることも決定。また、秋田の宿泊施設は祭り期間中は満室となったりと経済効果も健在です。

 

東北六魂祭について

六魂祭-七夕

 

さて、ここで東北六魂祭という祭りを今一度振り返ってみましょう。

 

東北六魂祭とは、東北の6県で開催される代表的な夏祭りである青森ねぶた祭り・秋田竿燈まつり・盛岡さんさお踊り・山形花笠まつり・仙台七夕まつり・福島わらじまつりを同時に同じ場所で参加することのできる祭りです。

2011年に発生した東日本大震災の鎮魂と復興を願い、同年7月に宮城県仙台市で開催され、2012年は岩手県盛岡市、2013年は福島県福島市、2014年は山形県山形市で開催。2015年は秋田県秋田市で開催されます。

 

東北六魂祭では必ずテーマとなる漢字一文字が決められ、それを東北生まれで東日本大震災の津波の被災地で育った若き書道家の書で披露されています。

2011年は「祈」2012年は「希」2013年は「福」2014年は「起」2015年は「輝」です。

いずれの六魂祭でも、24万~37万人と非常に多くの人が集まり被災地の経済活性が非常に盛り上がりました。

 

私も当時仙台に暮らしていたので記憶に新しいですが、2011年は東日本大震災の影響で日本全体に自粛の雰囲気が広がっており、実際、被害の大きかった仙台市内でも犠牲者・遺族・被災者への支援やインフラ復旧に最大限、市の予算・人員を振り分けるために祭りや大規模イベントの中止を発表していました。

その中で、東北六魂祭の開催と成功は被災地の大きな活力になったと考えられます。

 

 

六魂祭は今後も毎年開催される?

六魂祭-ねぶた
 

東北六魂祭はもともと、震災の被害が大きかった岩手・宮城・福島の3県で開催を終了後する可能性がありました。

それは、協賛スポンサー離れの可能性と、会場の通行規制の交渉を地元自治体と交渉することの負担が大きいからでした。

しかし、2014年は津波被災地外の山形でも開催され、2015年も秋田での開催が決定し、2016年も青森での開催はおそらく既定路線となっていると思われます。

これは六魂祭をすることで東日本大震災を風化させてはいけないという思いは勿論のこと、やはり経済効果や東北の活性化に繋がるからではないでしょうか。

 

国の政策としても地方創成が掲げられていますが(→地方創生特区に仙台が指定。起業の促進は人口減少対策となる?)、祭りに関しても廃れていくものが多い中、地域の復興・活性化は必ず必要でとなります。

その意味では、今まで悪く言えば閉鎖的だった各地域のお祭りが繋がり合うという新しい歴史が刻まれたことは注目に値することで、その土地に行かないと見れない夏祭りが一堂に会し、楽しむことが出来るということは、他には例を見ません。(初めてこの祭りを見て興味が沸いたという方も多いと思います。)

 

また、前述のアメリカやミラノ進出といった、東北6県合同で世界に売り出すというネットワークが出来たことも新たな売り要素としてプラスに働いており、スポンサーの確保という課題は残りますが、東北六魂祭は今後も毎年、行われるのではないかと考えられます。

 

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