仙台に次々に完成するメガソーラー施設。防災観点での設置について考える

仙台 泉PA近くにメガソーラー設備が設置予定

今回は、仙台市内の高速道路沿いに設置されるメガソーラー施設のニュースについて取り上げます。

公共団体や企業がメガソーラー施設を設置するという動きは全国で広まっていますが、仙台や宮城でも各地域の再開発と合わせ、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)施設も続々と完成や設置の動きが出始めています。

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以下、河北新報のニュースを引用します。

日本高速道路(東京)が仙台市泉区の東北自動車道泉本線料金所(検札所)跡地に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置することが9日、分かった。同社初のメガソーラーで、東北電力に全量を売電する方針。2014年9月から建設を進めており、ことし3月の利用開始を目指している。

 東北道泉パーキングエリア近くの上り線に隣接する敷地2万平方メートルに、光の反射を抑えるパネル計5664枚を設置する。出力は1000キロワット。年間発電量は128万8000キロワット時で、一般家庭360世帯分の消費量に相当する。総事業費は4億円を見込む。

 敷地は04年11月に廃止された検札所跡地で、同社の所有地。舗装されているため整備費が少なく済むほか、年間を通じて日射量が確保できることから、メガソーラー設置の適地と判断した。

仙台・泉料金所跡にメガソーラー 3月始動 (河北新報 Online News)

泉PAといえば、スマートインターチェンジがあり、岩手方面から来ると泉PAから泉中央駅に面した道路に直接乗り入れることができる利便性が高い場所で、今回はこのPA付近の使わない施設の用地をメガソーラー用に転換し、2015/3/27から運用を開始するというものです。

メガソーラー設置の問題点となるのは、天候に左右されて安定発電ができないという点はひとまず置いておくとして、舗装された広大な土地の確保や送電線の確保が挙げられます。

特に土地の確保については、使わなくなった農地などの遊休地を有効活用できるという謳い文句もありますが、舗装しないといけないので環境破壊にも繋がりますし、用地確保と設備設置を合わせるとコストが多くかかります。

今回の場合、ニュースにある通り、もともと日本高速道路の今はもう使っていない土地、かつ舗装されているということでコストを抑えることに成功しているとのことで、今後も高速道路に代表される舗装済み用地でのメガソーラー設置が推進される可能性があります。

仙台市内のメガソーラー施設

仙台市内のメガソーラー施設

仙台市内、そして宮城県内のメガソーラー施設は東日本大震災以降、着実に増えてきています。

仙台市としては、2000年に埋め立てが完了した延寿埋立処分場に、2015/1/7に完成したばかりのメガソーラー施設。また、企業としてはJX日鉱日石エネルギー仙台製油所の施設、地元業者が設置した最終処分場跡地への第一号メガソーラーなど、既存の施設内や埋め立て地などへの活用がまず挙げられます。

また、東北電力の施設はもちろん、津波の被害を受けた松島市の野蒜地区の奥松島公園には防災拠点として非常時には地域住民への電力提供を視野にいれたメガソーラー施設が作られています。

若林区荒浜でも、メガソーラー整備に向けた農地転用に国が同意しており、2016年早々に稼働が開始される見込みとなっています。

市街地付近、広域防災拠点へのメガソーラー設置は?

メガソーラー施設をどこに作るべきか

記事の冒頭で書いたとおり、メガソーラー設備は用地確保が難しいため、各家庭の屋根やビルなどを除けば市街地に作られることはまずありません。

しかし、例えばですが宮城野貨物線は旅客化、それとも廃線?仙台の広域防災拠点整備の影響を考えるの記事で取り上げた宮城野原陸上競技場隣の、JR貨物の敷地に整備予定の広域防災拠点にもこのメガソーラーを配備するのはどうでしょうか?

また、個人的な考えですが、仮に貨物線が駅移転で廃線になるとすれば、その高架の上にメガソーラーを設置するなどの方法も取れる可能性もあるのかなと思っています。

特に広域防災拠点は市街地に近く震災などの際には避難場所として使われる場所のため、前述の奥松島公園に整備されたメガソーラー設備のように地域住民への電力提供を目的に設置するのも手段の一つではと思っています。

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