仙台ハイランド閉園に思うこと。ジェットコースターの更新は難しい?

仙台ハイランドが8月30日に閉園

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ニュースなどで取り上げられましたが、仙台市西部にある仙台ハイランド遊園地が2015年8月30日に閉園となりました

この仙台ハイランド、近年は大幅に来客者が減少し冬期の一時閉園や休園日を増やすといった対策もとられていたようですが、マリンピア松島水族館に続きまた一つ歴史がある場所が姿を消してしまいました。

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以下、閉園に関する河北新報のニュースを取り上げます。

仙台市青葉区新川の仙台ハイランド遊園地の閉園が明らかになった1日、地元の住民や関係者らは、34年間続いたレジャー施設の廃止に驚くとともに、さみしさをにじませた。

 少子化の進行や異業種との競争にさらされる中、仙台ハイランドは、八木山ベニーランド(仙台市太白区)、リナワールド(上山市)と共同でフリーパス券の販売をするなど連携を取ってきた。

 仙台ハイランドはまた、ニッカウヰスキー仙台工場や定義如来など仙台市西部の観光ゾーンの一角を担った。仙台観光国際協会の担当者は「市内外の多くの人が親しんできた遊園地。周辺地域を元気にしようと頑張っていたようだが、最近は集客力が落ちていた」と残念がる。東北で唯一のバンジージャンプも姿を消す。

引用元: <仙台ハイランド>遊園地閉鎖「孫寂しがる」 (河北新報 ONLINE NEWS)

私自身は、仙台ハイランドに行ったのは本当に昔の話で、小学生になる前後に数回といったところだったと記憶しています。(遊園地があまり好きでは無かったらしく八木山ベニーランドもあまり行かなかったようですが..)

仙台ハイランドの周辺には、以下のマップのように以前記事を書いた秋保大滝やニッカウヰスキー仙台工場などの観光スポットが点在していますが、アクセスの悪さに加え、八木山ベニーランドと八木山動物園といった子供が喜べるセットで訪れることができる施設が無かったことも来客者数の面ではマイナスだったのかなと思います。

アトラクション施設の更新料はどのくらい?

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仙台ハイランド遊園地の閉園の直接的な理由として、ジェットコースターをはじめとするアトラクション施設が老朽化し更新が難しいこと、そして入場者数が20年前と比べて半分以下に減少し採算が取れなくなったことなどが挙げられています。

2015年現在、入園料は大人が800円。各アトラクション毎の乗り物料がだいたい1つ300円ほど。フリーパスが3500円なので、どんなに多くても3500円程度が大人一人で施設に落としてくれる金額となります。

別ニュースによると、2014年の年間利用者は約7万5000人で、この数字は20年前の半分程度になってしまったとのこと。こうなると、入場者の全員が仮に3500円を落としても年間の売上は2億6千万円程度となります。

ジェットコースターの建設費は大体30億円程度からと言われているため、(更新費の場合安くなるにしても)これではアトラクション施設の更新が出来ないのも無理はありません。

最寄り駅だった近くを走るJR仙山線の西仙台ハイランド駅や、併設のサーキットなども既に閉鎖し、採算を他に取る場所や方法も限られておりこれ以上の運営は難しかったのでしょう。


遊園地の閉園は加速する?

ジェットコースターを初めとする遊園地のアトラクションは安全性のためのメンテナンスや修繕が必須であり、老朽化したアトラクション施設はいずれ更新の必要性が出てきます。

昭和の頃に絶頂期だった遊園地(屋上遊園地を含む)が、今の時代のニーズに合っていないということもあり来客者の減少が続く中、こういった施設の老朽化による遊園地の閉鎖は全国で後を経たないようです。

ディズニーやUSJ、富士急ハイランド、花やしきなど、「ブランド」があったり非常に長い歴史があるなどの付加価値を見いだせる遊園地以外は厳しい時代が続くのかもしれません。

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