仙台一高の学食の営業終了に思う、高校の食堂の今後について

仙台一高の学食が営業終了

今回は河北新報で報じられた仙台一高の学生食堂(以下、学食)の営業が終了したというニュースを取り上げます。

また、一緒に高校の食堂の今後についても少し考えていきたいと思います。

スポンサーリンク

以下、ニュースを抜粋します。

仙台一高(仙台市若林区)の食堂が昨年11月末で営業を終えた。学校周辺のコンビニエンスストアを利用する生徒や、共学化で弁当を持参する女子生徒が増えたため、売り上げが減少、運営業者が撤退した。青春時代に胃袋を満たしてくれた食堂が消える時代の変化に、一抹の寂しさを感じるOBも少なくない。

現在の校舎が完成した92年前後から、地元の大手食堂業者が運営を受託してきた。近くにコンビニが進出した影響で利用者が減り始め、2010年に男女共学となった後は、弁当を持参する女子生徒が増えた。
通信制課程が12年に美田園高(名取市)として分離したことも経営悪化に拍車を掛けたという。

昨年9月、業者が学校に撤退を申し出た。生徒と保護者から存続を求める声はなく、廃止が決まった。売店での弁当やパンの販売は続けている。
日替わり定食(380円)を毎日のように食べていたという95年卒の自営業木村幹夫さん(38)=太白区柳生=は「短パン一丁でも食べに行ける気軽さがあった。廃止は時代の流れを感じる」と話した。

さらば仙台一高の学食 半世紀超の歴史に幕 (河北新報 Online news)

仙台一高の目の前にあるセブンイレブンやそして五橋駅からの途中にはローソンと周辺のコンビニの数はそれほど多くないようですが、ニュースにあるとおり、そもそも弁当を持参する生徒が増え始め、共学化以降はそれが顕著になったのでしょう。

このコンビニ利用の流れは、2015年12月に仙台市地下鉄東西線が開通し、連坊駅が出来るとさらに加速することも予想されます。(駅出口の目の前がセブンですし..)

また、たとえ食堂が多少安価だといえ、家計への負担を考えると子供に弁当を持たせる方が良いと考える保護者も増えたのかもしれません。

高校の経営は、今後も厳しい可能性がある

お弁当を食べる男子高校生

私自身は仙台一高生ではありませんが、私が通っていた高校でも、当時(2000年代前半)から昼食といえばコンビニのパンやら家から持ってきた弁当を食べる生徒が殆どでした。これは男女問わずです。

そのため、今後は、生徒を多く囲える私立高校とは違い生徒数の上限がある程度決まっている公立高校では特に、業者側の採算が採れなくなる例が仙台一高以外にも出てくると思われます。(寮の食堂は除く)

しかし、保護者や生徒から存続を求める声が無かったというニュースの内容、そして校内で食事を提供できる場所として直接の競争相手がいない状況でも、営業終了になるくらい食堂の利用者が少ないというのは少し寂しいですね。

大学の食堂というブランド

大学の食堂はオシャレ

ところで、学食・食堂と聞くと、真っ先に思い浮かぶのが大学の食堂です。

仙台では東北学院大学 土樋キャンパスの食堂が食べログに載るくらい人気ですし、大学 食堂 ランキングで検索してみると、特に都内の大学などはオシャレな食堂が数多くあり、社会人にも利用される一般的なランチとして認知されています。

大学の食堂は学生に限らず誰でも利用でき、また学生が食事以外にも、友達と勉強する場所であったり講義の空きコマにたまり場として利用するといった利用形態が一般的なため、今後も利用者が減るということは考えにくいです。(大学は高校よりも生徒数は桁が違いますし)

他にもGoogleをはじめ企業の中でも食堂が豪華なところは数多くあり、世界各国の料理を提供できたり、バイキングが充実してたりとある意味ブランド化しているとも言えると思います。

一般人も立ち入れる人気の大学の食堂、他には真似できない規模の企業の食堂、基本的に弁当などの持ち込みはできない小中学校の給食と違い、部外者が基本的には立ち入れずライバルの多い高校の食堂の経営は今後も厳しいのかもしれません。

スポンサーリンク