仙台城址線が4年越しに復旧。仙台のインフラ復旧はほぼ完了?

仙台城址へ続く市道、仙台城跡線が復旧

東日本大震災で復旧工事のために通行止めとなった仙台城址と周辺の道路や駐車場が、2015/2/25より4年越しで復旧し、通行が再開されました。

 

今回の復旧に率先して当たったのが役所機関ですが、文化財課や建設局や交通局など複数の課が連携することで、当初の予定でもあった平成26年度中に通行止めが解除され、震災から足掛け4年の月日を経て、ようやく通行できる見通しが立ったようです。

長期間の通行止めとなってしまったのは、崩落した石垣を元の位置に積みなおすことが大規模だったためで、長い間の回り道を余儀なくされていました。

 

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以下、本件に関する河北新報のニュースを引用します。

 

仙台市は、東日本大震災で通行止めとなっていた青葉区の市道仙台城跡線を2月25日に再開すると発表した。
国史跡に指定される仙台城跡本丸の石垣復旧がほぼ終わり、通行できる見通しが立った。

再開区間は、大手門跡隅櫓(すみやぐら)から市道青葉山亀岡線との接続部までの約980メートル。当日午前11時半から双方向の通行が可能になる。

復旧工事に合わせて、北西石垣の脇を通る急カーブなどの車道を一部拡幅した。観光シーズン(4~10月)の土日祝日の日中は、震災前と同様に八木山方面への一方通行になる。

市街地観光バス「るーぷる仙台」の運行は翌26日に再開。市博物館方面から清水門石垣を経て、本丸跡へと続く歩道も通行できるようになる。

引用元:市道仙台城跡線2月25日再開へ・仙台(河北新報 Online News)

 

工事の際には一度別の場所で石垣を構成する6600個もの石に番号が付けられ、工事の進み具合により、順番に少しずつ石垣が運ばれるように工夫した復旧作業が行われた模様。

 

なお、これまでも仙台城址の石垣は地震の被害により2度に渡り修復・復旧されたと記録には残っていますが、これほど大掛かりな工事は初めてのようで、やはり1000年に一度と言われる大震災の威力を見せつけられた形になりました。

 

工事現場には迂回できるように、森の中に歩道が作られていましたが、仙台市民からは通行止めによる遠回りで不便と言うより、森林浴をする感覚になれリフレッシュできるとの声も聞かれたとのことなので、そこは前向きに捉えられたことで良かった点も。

 

これで、地下鉄東西線の開通後は、仙台城址へのアクセスは、徒歩・自動車・地下鉄と3つのパターンが揃うことになりました。(→伊達政宗騎馬像を求めて。再注目される仙台の観光スポット・仙台城址)

本格的な観光シーズンを迎えるに当たり、仙台市内の大きな観光スポットである仙台城址を訪れる人の利便性も良くなったのは大きなメリット。

また、今回の仙台城址線の復旧に合わせて臨時休館中だった「仙台城見聞館」も、展示物のリニューアルを終えて2/27にオープンしています。

 

観光スポットであると同時に仙台の歴史的名所である仙台城址の復旧は、ちょうど国連防災世界会議の期間の前ということもあって対外向けのアピールの要素ともなり得ます。

 

仙台城址以外の、他の施設の状況

通行止めからの復旧

 

仙台城址以外の他の施設に関しては、遅れ気味と言われていた被災者復興公営住宅に関しても、入居者の募集が行われるようになり、地下鉄東西線沿いの荒井地区などでは入居が始まっています。 ※条件ミスマッチなどもあるようですが

 

仙台市は先行して行われていましたが、石巻市などでも公営住宅がまもなく完成する見込みで、こちらは仙石線の5月30日の全面復旧と周辺への新駅・石巻あゆみ野駅の建設と、かなり大きな動きがあります。

 

仙台全体で見ると、2015年度~2016年度の仙台駅東口再開発や地下鉄東西線を中心とした新施設の建設ラッシュに目が行きがちですが、やはり足下というか生活の基盤である住居や道路などの公共インフラの復旧と拡張の加速も行われていることは安心できる点です。

 

なお、参考までに仙台市の公式サイトを参照すると、道路などのインフラ面の復旧はほぼ完了していることが確認できます。

 

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