仙台市天文台の60年史。発見した小惑星の名前や特徴など

仙台市天文台が3・11の夜を再現したプラネタリウム番組を制作

仙台市天文台は、1955年に市民の寄付により建設・開台された天文台です。

市内以外の方はあまり訪れない場所かもしれませんが、2012年に、東日本発生直後~翌朝までの星空を再現したプラネタリウム番組「星空とともに」を作成し、毎年1月〜3月の間、全国で上映されていることからその名前を知っている方は多いかもしれません。

この番組には私個人としても感じるものがあり、以前、東日本大震災体験談その3 3/12電気復旧までの道のりの記事で少し触れましたが、震災発生当時(2011年3月12日)、電気が無い状態で夜を迎え、ふと空を見上げたら普段では考えられないくらい多くの星が空一面に広がっていて、そのあまりの多さに圧倒された記憶があります。

今回は、この番組を作成した仙台市天文台の歴史や特徴や、これまでに発見した小惑星などを振り返ってみます。

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仙台市天文台の歴史

仙台市天文台は、元々は仙台市中心部の西公園内にありましたが、施設の老朽化や耐久性の問題、仙台市地下鉄東西線の工事の影響や西公園の整備事業等の複数の理由から、2008年に仙台市郊外の錦が丘に移転・開台しました。

※2015年2月1日で開台から60周年を迎えています

新旧仙台市天文台には共にプラネタリウムが併設されており、市民の学習の場として活用されているだけでなく、観光スポットやデートスポットとしても幅広く利用されています。

現在でも市民参加型のプログラムを開発したりするなど、市民が宇宙を身近に感じてもらうために、様々な天体観測の機会や宇宙に関わる最新情報を発信し続けてきました。

動画: 仙台市天文台はこんなとこ

なお、天文台が設置されている青葉区錦が丘は中心部から少し離れた場所にありますが、2014年には入場者数が予想よりも3年早く200万人を突破しており、いかに市民に必要とされている存在かが分かります。

仙台市天文台が発見した小惑星の数々

仙台市天文台が発見した星

さて、仙台市天文台は小惑星の発見に成果を上げており、2015年2月1日の60周年を迎えた段階で、累計21個の小惑星を命名してきました。

そのうち20個は火星と木星の軌道付近を数年の周期で公転し、小惑星帯に位置しています。

仙台市天文台により発見され命名された小惑星は仙台市の地名やゆかりの人物、仙台市の姉妹都市にちなんだ命名が行われています。

例えば小惑星名「青葉・泉・宮城野・太白・若林」はご存じの通り、仙台市の各区の名前です。

また、小惑星名「伊達正宗」、伊達正宗の正室である「愛(めご)」、伊達正宗の家臣で慶長遣欧使節団を率いた「常長」といった伊達家とその家臣の名前が命名された惑星もあり、仙台市の姉妹都市である「レンヌ・長春・光州・ダラス・アカプルコ」、旧仙台市天文台が設立されていた「西公園」、仙台市の象徴の花である「ハギ」、仙台市の象徴の木である「ケヤキ」、全国的に観光地としても有名な「蔵王」など、他にも仙台市に関連した小惑星名が付けられています。

※ちなみに小惑星「伊達正宗」と小惑星「常長」は偶然にも同じ日に発見したそうです。

また、小惑星「蔵王」は地球近傍に接近する特異小惑星で、火星より内側の地球近傍に軌道を持つ地球近傍小惑星の分類の1つであるアムール型小惑星です。

世界中にスノーモンスターの名前で知られている有名な樹氷が蔵王で見られることから、命名されました。

仙台市天文台の歴史

さて、前述の小惑星のほとんどは、仙台市天文台の職員として勤めている小石川正弘さんが発見し、命名しています。

しかし同氏は多くの小惑星を発見していますが、命名権を得るための厳密な規定により、実際に命名できたのは19個だそうです。

なお、仙台市天文台のホームページでは惑星と同天文台が発見した小惑星の位置と動きを過去と未来予測のシミュレーターを見ることができます。

最後に: 周辺の商業施設

天文台周辺は錦ヶ丘という比較的最近に出来た団地ですが、この錦ヶ丘内には仙台第三の規模のアウトレットである錦ヶ丘ヒルサイドモールがあります。(→仙台第三のアウトレット?錦ケ丘ヒルサイドモールに行ってきた)

こちらのアウトレットは子供向け施設が充実しているおり、家族で行くにはオススメできる場所です。
なお、このヒルサイドモール内にはミニ水族館とも言える、アクアリウムもあるためこちらも天文台とセットで行ってみてはいかがでしょうか。

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