落ち葉や雪ですぐ停まる..仙山線が遅延・運休しやすい理由

仙山線に思うこと

今回の記事では、仙山線がなぜ遅延・運休しやすいかについて言及したいと思います。

管理人は、仙台に住んでいたときから仙山線ユーザではなくどちらかというと仙石線ユーザだったのですが、仙山線についてはニュースやラジオなどの報道から「よく止まる電車」というイメージを持っていました。

これは仙台のあるあるネタでもあり、書籍「仙台ルール」でも言及されていますが、強風で止まることは勿論、落ち葉や動物との接触、果ては雪の塊で止まったりすることもあります。


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仙山線の特徴

仙山線の遅延・運休について言及する前に、まず仙山線という路線の特徴から述べたいと思います。

仙山線の途中駅には、東北福祉大前駅や電車でしか行けないゲレンデとして有名な「スノーパーク面白山」の最寄り駅である、面白山高原駅、また松尾芭蕉の「奥の細道」で有名な山寺駅があります。

また、途中にはスタジオジブリの映画『おもひでぽろぽろ』の舞台にもなった山形の高瀬付近を走ることでも有名で、今も昔もその景色は変わらず残されています。

路線としては、仙台駅から愛子駅までは住宅地を走る印象が強いのですが、愛子駅から先は一気にローカル線の色が強くなり、車窓から見る景色が一気に田園風景に変わることも特徴です。

なお、乗客のリアルタイムの様子を知るためにツイッターで検索してみれば「宮城あるある」や「山形あるある」として、毎日毎時のように「また仙山線が止まってる」、「今日は無事走ってる」などの運休の状況がツイートされています。


仙山線が遅延・運休しやすい理由

仙山線は何故すぐ止まるのか

仙山線が遅延や運休する原因は様々で、春は強風で止まることが多く、夏は大雨、そして冬は雪が挙げられます。

ですが、このような理由については首都圏の電車も同じで、強風は京葉線や武蔵野線などの路線が、雪はどこの路線も苦手としています。

しかし、他の路線ではめったに見られない原因が、秋に頻繁に起こる落ち葉による遅延と、走行中に動物(主にカモシカ)をはねることによる遅延や運休です。

仙山線は非常に本数が少なく、仙台駅から愛子駅間で1時間に2本から4本、愛子駅以降では、1時間に1本や2時間に1本になってしまいます。

このような状況での度重なる遅延や運休は乗客にとって大きな問題となります。

なぜ仙山線がこうも遅延・運休しやすいのかというと、考えられる理由として、車輪空転が挙げられます。

車輪空転とは、車輪が一周しても車両が車輪の一周分進まず、空回りすることです。(スリップとも言われています。)

雨風の強い日に電車に乗ると、発車時に車両がガタンガタンと激しく揺れたという経験がある方もいらっしゃると思いますが、これも空転のひとつです。

空転が継続的に起こると車両は前に進めなくなり、ダイヤの乱れの原因となります。

この空転が起こる要因としては、雨や雪によりレールが滑りやすくなったことや激しい勾配、そしてレールに落ち葉がついてしまうといったものがあります。

これらの要因はどれも先ほど述べた、仙山線が遅延や運休する理由に当てはまっており、車輪空転が起きやすい環境が揃ってしまっているため、遅延・運休し易いといえます。

仙山線は山岳部を走ることが多く、陸前白沢 – 熊ケ根間の深い峡谷の絶景や奥羽山脈の景色の美しさから観光客にも大変人気があるのですが、こうした場所には急な坂道が多くあります。

なお、今は廃止されましたが、仙台ハイランド遊園地の最寄り駅だった「西仙台ハイランド駅」もこの仙山線の駅でした。


また地理的にも、仙山トンネルから面白山付近は落ち葉が積もりやすくなっています。

あらかじめ空転する可能性が考えられる場合には、機関車が「落ち葉掃き列車」として走行することもありますが、それでも完全な遅延や運休の解消には至っていません。

自然豊かで動植物が数多く住まう場所だからこそ起こってしまう遅延や運休といえます。

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