ゼビオアリーナ仙台の成功から考える、仙台駅周辺の街作りとスマートベニュー

仙台駅からもほど近いゼビオアリーナ仙台

2012年に開業して以降、仙台駅からも近いゼビオアリーナ仙台は仙台89ERS(以下、89ERS)のホームゲームや、Vリーグの仙台ベルフィーユのホームゲームなど様々な用途に使われる施設になっています。

仙台の副都心としてのあすと長町は、仙台駅近郊の地域の中では、これからも発展が進むであろう地域のひとつですが、その流れにはこのゼビオアリーナ仙台が大きく関係していると言えると思います。

今回はこのゼビオアリーナ仙台とあすと長町の街つくりの関係について考えていきます。

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ゼビオアリーナ仙台への仙台駅からのアクセスやキャパシティ

ゼビオアリーナ仙台の最寄り駅はJR長町駅または仙台市地下鉄南北線長町駅で、駅からは徒歩で行くことができます。

JR長町駅は、仙台駅まで新幹線で来た際も、仙台駅での新幹線から常磐線 or 東北本線へ乗り換えた後に、1駅で着くことが可能です。
また仙台空港からも仙台空港アクセス線で行くことができるため、遠方からの遠征が非常にしやすいのがメリットです。

車の場合、カジュアルなフレンチ?あすと長町・トレトゥールメゾンアッシュに行ってきたの記事でも書きましたが、専用の駐車場は無いので、周辺の有料駐車場を利用するか、仙台駅周辺など近場に止めてのパーク&ライドとなります。
なお、隣接するゼビオの駐車場は1時間無料で、かつ少し買い物をすれば2時間無料になるため、89ERSの試合などではこちらを利用する方が多いようです。

ハコのキャパシティとしては89ERSなどスポーツ関連の試合では4000人ほどですが、コンサートやライブ開催時は6000人ほどになります。

ところで、このゼビオアリーナ仙台は、国内のスマート・ベニューという施設の代表例とされています。

そこで次はこの「スマート・ベニュー」という用語について解説をしていきます。

街作りが目的の一つである「スマート・ベニュー」

スマート・アベニューとは何か

スマート・ベニューとは特に欧米諸国にて整備が進められている、一つのスポーツ専用の施設ではなく、様々な屋内競技や屋内イベントを開催可能な多機能複合型の施設を指す言葉です。

従来の施設と比べて収益性の向上を目指しており、具体的にはスタジアムやアリーナを多目的な用途に対応できるような作りにすることで、バスケットボールやバレーボールを代表とするプロスポーツを始め、コンサートライブ、コンベンションなどにも利用可能にし、開催するイベントの数を増やすことで収益性を高めることが可能となっています。

また、施設を利用した街作りも大きな目標の一つであり、周辺施設として、ホテルやマンション、カフェやレストランなどを集めることで人の流れを作り、地域の活性化を図ります。

ゼビオアリーナ仙台の場合、ゼビオが建設し地域共同体が運営を行っていますが、
アクセスの良いハコが出来る→人が集まる→地域へお金が落とされる→お店が増える→魅力的な街になる→人が増える
といった、あすと長町にとって良い循環ができている施設になっているように思えます。

ゼビオアリーナ仙台で多くのイベントが行われる理由

ゼビオアリーナ仙台で開かれるイベントは公式サイトのイベントカレンダーに掲載されていますが、実に様々なイベントが開催されています。

89ERSや仙台ベルフィーユのホームゲーム、フットサルの大会といったスポーツ関連での利用が最も多いですが、乃木坂46のツアーなどアーティストのライブやコンサート、そしてAKB48の握手会までが行われています。

このように様々な用途で使われている理由としては、前述の通りのアクセスの良さがまず挙げられるのでは無いでしょうか。
仙台駅や仙台空港からのアクセスも容易ということで集客もしやすく、ハコとしてのキャパシティもそれなりにあり、また周囲も長町副都心ということもあって地元からの集客も見込めるため、収入upに繋がります。

また、内装も含めた細部への設計のこだわりや、リボンビジョンや音響を使って派手な演出が出来るというが新しい施設であるという点も見逃せません。

利用側も仙台駅前へのアクセスが良好なことから、仙台駅前のホテルを利用して観光も同時に楽しみやすいというメリットもあります。

周辺施設と街作り

ゼビオアリーナ仙台のイベント

大きな街作りには駅が必要なように、活気がある街を作るには人を集められるハコが必要になります。

ある場所ではそれが学校だったり、ある場所ではショッピングモールやアウトレットだったりと様々ですが、あすと長町にはゼビオアリーナ仙台をはじめ、他にもIKEA仙台などの大きなハコが存在します。

周辺施設にもフットメッセやゼビオなどのスポーツ関連の施設が立ち並び、またマンションなども多いことから、前述のトレトゥール・メゾンアッシュなどのカフェ、現在建設が続けられている長町新商店街など着々と周辺施設が増えています。

施設が立ち並びぞの利用者が増えれば、それはその街の文化となります。

例えばユアテックスタジアム仙台はほぼサッカーやラクビーの試合会場としか使われませんが、それにより泉中央駅付近はベガルタのカラーで黄色く染まっています。

文化が根付くのには時間がかかりますが、あすと長町は副都心という役割に加え、イベントやスポーツがある街という文化が今後は根付いていくものと思います。

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