仙台で最も有名な神社・大崎八幡宮の人気イベントとお祭りについて
仙台で最も有名な神社・大崎八幡宮
大崎八幡宮は、国の国宝建造物に指定されている、仙台市の中心部から程近い、八幡にある神社です。
仙台では最も有名な神社でもあり、厄除け・除災招福や必勝・安産の神として知られていることから、ベガルタ仙台や東北楽天ゴールデンイーグルスの選手・スタッフによる必勝祈願が行われる場所であることは、仙台市民の方ならご存じと思います。
今回はこの大崎八幡宮の歴史や年ごとに行われる特に多くの方が訪れる祭事・イベントについて取り上げて行きたいと思います。
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大崎八幡宮の歴史と重要文化財への指定
大崎八幡宮の歴史は古く、江戸時代の初期にあたる1604年に現在の場所に造営が始められ、1607年に社殿が造立されました。
1903年にはこの社殿が国の重要文化財に指定され、1952年には安土桃山時代から残る日本唯一の遺構として、国宝建造物に指定されています。
他にも大崎八幡宮の長床が国の重要文化財に、石鳥居が宮城県指定有形文化財に、能神楽が国の選択無形民俗文化財に、旧宮司宿舎、社務所、神馬舎が国の登録有形文化財に指定されており、その歴史の重みと重要度が際立っている神社だと言えます。
なお、大崎八幡宮には無料駐車場が約70台分あり、その他の交通機関だと、JR仙山線の東北福祉大駅からの徒歩、またはバスでのアクセスとなります。
大崎八幡宮で行われる祭事・イベントについて
さて、大崎八幡宮では祭事として行われる多くの数々のイベントがあります。
ここからは特に多くの方が訪れる祭事・イベントについていくつか取り上げていきます。
新年の歳旦祭と、松焚祭
大崎八幡宮の1年は毎年1月1日に行われる「歳旦祭」に始まります。
これは、新年を祝い、皇室の弥栄と国の隆昌・平和を祈ります。
1月14日には仙台の名物イベントとして全国的に有名な「松焚祭」が行われます。
この祭りは、以前書いた薬師堂のどんと祭の記事でも触れましたが、「どんど焼き」とも言われている祭事で、300年の歴史があり、境内の一角に持ち寄られた門松や注連縄、松飾り等が点火され、焚き上げられます。
この火はお正月の間に各家庭に訪れていた神々を送る御神火とされており、この火にあたると心身が清められてその年は無病息災と家内安全の加護が得られるという言い伝えがあります。
この「松焚祭」が開催されるときは臨時バスが運行されることもあり、多くの人が足を運んでいます。
また、2月立春前日には「節分祭」が斎行されます。
厄を祓い新春を迎える神事で、一般の人も参加できる豆まきが行われます。
夏の祭り・御鎮座記念祭
6月には半年間の罪穢れを祓い清めて、茅の輪をくぐることで延命長寿を祈願する「水無月大祓式」という神事が行われています。
これは身代わりとして形代を納め、大祓式にて清祓するのですが、この形代は人形と自動車の車形があり、人だけでなく自動車もお祓いを受けることができます。
8月には仙台名物として有名な「七夕祈願祭」に加え、大崎八幡宮が1607年8月12日に遷座祭が執り行われたことに因んだ「御鎮座記念祭」が執り行われます。
1996年に御鎮座390年を記念して初めて行われたイベントですが、大崎八幡宮にとって重要な祭事であり、それ以来毎年の行事として定着しています。
日本古来の音楽である雅楽が演奏され、大崎八幡宮の歴史を感じさせます。
※七夕の前日に行われる花火大会については2015仙台七夕花火祭を見るための穴場スポットとは?の記事を参照ください。
秋のお祭り・例大祭
9月には年に一度のお祭りである「例大祭」が3日間にわたり執り行われます。
能神楽奉奏や流鏑馬神事といった奉納行事だけでなく、仙台市民が大勢参加する大神輿や女みこし、子供みこしなどが街を練り歩きます。
なかでも「どんとロード八幡雀踊り」は壮観です。
国道48号線の八幡町部分を「どんとロード」と名付け、多くのグループが八幡町に在住していた石工が踊り始めたといわれる雀踊りを踊ります。
さて、如何でしたでしょうか?
このような多種多様なイベントが開催される大崎八幡宮は、仙台市民の拠り所として地域に密着し親しまれているだけでなく、遠方から訪れる人からもその歴史を崇められている存在と言えると思います。
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