三角あぶらあげが名物、仙台定規山の歴史や見所について
定規山は仙台の人気観光スポット
定規山とは定義如来のことで、正確には浄土宗西方寺のことを言います。
仙台市にあるお寺で、仙台市市内からは車で1時間位で着くことができる場所ですが、なんと年間100万人もの観光客が訪れるという仙台の中でも人気の観光スポットでもあります。
定規山は仙台に観光に行った際には是非訪れることをおすすめしますが、今回はこのお寺の歴史や見所、そして名物である三角あぶらあげについて紹介します。
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仙台・定規山の歴史とアクセス
西方寺には平家落人伝説があり、定規という名前は、平家の落ち武者である平貞能が同じ読みの定義に改めたことに由来しています。
西方寺には平貞能を祀る御廟や五重塔、庭園などがあり荘厳な雰囲気が漂っており、その風景は杜の都・仙台わがまち緑の名所100選にも選ばています。
季節ごとに見どころはあるのですが、秋の紅葉はおすすめです。
紅葉の時期である10月には、周辺の旅館などで栗ご飯や芋煮汁のメニューが提供されるので、紅葉と合わせて秋の味覚を楽しむことをおすすめします。
なお、冒頭に書いた通り、定規山は仙台市中心部からは少し離れており、車で1時間程度のアクセスとなります。
仙台定規山名物・三角あぶらあげ
さて、おそらく仙台に住んでいる方は知っていると思いますが、定規山のグルメといえば、定義とうふ店の三角あぶらあげが有名です。
私もこのあぶらあげを何度も食べたことがありますが、もはや仙台のソウルフード。これを求めて平日でも多くの人が来店します。
この三角あぶらあげは、「あぶらあげ」という名前をしてはいますが、厚みがあり、大きい三角の厚揚げのような形状をしています。
定義とうふ店は明治23年に創業し、今年で創業124年となる歴史ある豆腐店で、元々、定義如来へ精進料理用の豆腐を製造するために創業されました。
大豆と天然にがりを使用した、豆腐や三角油揚げ(1枚120円)は、昔ながらの作り方を守り販売されています
三角あぶらあげの味付けは醤油と七味で、表面はカリッとしていて、中身はふわふわとなっています。
表面がカリッとしている秘密は油揚げを低温と高温の油で2度揚げしているためのようで、観光やお寺参りに着た際には、是非味わうことをおすすめします。
なお、お店ではこのあぶらあげを作っている様子も見ることができる他、生豆にゅうやホ口豆腐、とうふ田楽なども販売されているので三角あぶらあげと一緒にこれらのメニューも味わってみてください。
※とうふ田楽については日祝日限定の販売となっています。
登米市の名物・油麩丼
最後に一つだけ追加でご紹介。今回紹介した三角あぶらあげ以外に、管理人が好きな宮城の特産で油麩丼というものがあります。
これは写真の通り、油で揚げて作った「麩(ふ)」を親子丼のように丼の具に使っているもの。宮城県の登米市に伝わるご当地グルメで、管理人は仙台に帰るとけっこうな割合で食べてたりします。
三角あぶらあげと同じくこちらもオススメのグルメなので、また別の機会に取り上げたいと思います。
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